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為替相場
為替相場が以前にも増して注目されています。ここで言う為替相場とは、外国為替相場のことを指します。テレビのニュースや新聞で毎日「本日の円相場は1ドル○○円…」と報道されているので、外国為替相場に直接関係がない人でも今1ドルが何円なのかくらいは何となくご存知だと思います。

これはつまり、日本の通貨である円がアメリカの通貨であるドルに対してどれだけの価値があるかを示すものです。例えば1ドル=114円なら114円あれば1ドルと交換できるという意味です。なぜこれが米国ドルとの交換レートで表示されるのかと言いますと、ドルは世界の基軸通貨として取り扱われているからです。基軸通貨というのは世界で貿易などの決済に使われる通貨という意味で、例えば日本がサウジアラビアから石油を輸入する際に支払う通貨は日本円でもサウディ・リアル(サウジアラビアの通貨)でもなく、米国ドルとなります。これと同じことが世界中で行われており、米国と関係のない国同士の貿易であってもドルが決済に使われるため、貿易にはドルが必要となるわけです。もっとも、近年では欧州の統一通貨であるユーロが存在感を増しているのでユーロも準基軸通貨としての地位を固めつつあります。

1ドル=360円だった固定相場の時代とは違って、現在は変動相場制なのでその時の経済情勢によってこのレートは刻一刻と変化します。例えば、これを記述した2007年10月30日現在では1ドル=114.44円、1ユーロ=164.61円です。それぞれ昨日に比べるとドルは0.23円安、ユーロは0.75円安です。逆に言うと、それぞれ円高に振れていることになります。
現在世界には3大外国為替市場があります。時差の順に東京、ロンドン、ニューヨーク。外国為替市場には特定の取引所というものがありません。そのため各都市にある取引会社が事実上の取引所のようになっています。今はあまり見られませんが、少し前まで外国為替相場をニュースで流す際にたくさんの人が円形テーブルを取り囲んで座り、電話を片手に何かを書いたメモを投げて慌しく取引をしている映像が流れていました。これは上田ハーローという取引会社の映像で、このような取引会社が集まったものが東京外国為替市場となります。

時差の関係で東京が9時にスタートして17時に取引を終えます。17時頃になるとロンドンがスタートし、22時頃からはニューヨークがスタートします。ニューヨークはそのまま翌日の早朝5時まで取引が続いているため、常にどこかの市場がオープンしていて取引されていることになります。